作品11: 有明山への道
春うらら、母なる有明山に感謝して・・・
私のライフワークとしている安曇野の風景の中でも池田町付近からの眺望は特に素晴らしく、北アルプスの峰々の殆どが見渡せる最高のロケーションにあります。そのアルプスの少し手前に、つまり村々の一番近くにある山が、ちょっと富士山に似た形の有明山(標高2,268m)です。地元の人々からも格別に親しまれ別名を信濃富士とも呼ばれております。水田のなかの農道は有明山に向かって真っ直ぐに、遙かに続いているように見えます。春のうららかな日に母なる有明山が農村の人々の暮らしを温かく見守っているような、そんな気がして筆をとった一景です。